1...d5が求めるもの
1.e4 d5の後のスカンジナビアン・ディフェンス。スカンジナビアン・ディフェンスは1.e4に1...d5で応じ、1手目からe4のポーンに挑みます。2.exd5 Qxd5の後、黒はすぐにポーンを取り返しますが、クイーンが中央に出ているので、3.Nc3が駒を展開しながらクイーンを攻撃します。黒はクイーンを引くのに1手を使います。その代わり、構造は覚えやすいものです。c8のビショップがf5かg4へ出て、その後ろで...e6と...c6が堅いポーンの殻を作ります。カロ・カン・ディフェンスの構造に近い形です。
レーティング1200から1800のプレイヤーによるLichessの対局では、1...d5は1.e4の後の11局に1局ほど現れます。白は49%、黒は47%勝っています。白は10局に7局ほど2.exd5と取ります。2.e5は7局に1局ほどで、2.Nf3、2.Nc3、2.d4を合わせると9局に1局ほどです。
チェスメイトにはスカンジナビアンのコースが2つあります。黒向けスカンジナビアン・ディフェンスのコースは16本のラインです。2...Qxd5で取り返し、3.Nc3には3...Qa5と応じて、...Nf6、...Bf5か...Bg4、...e6、...c6で展開します。白のほかの3手目と4手目も扱い、2.e5、2.Nf3、2.Nc3、2.d4にもそれぞれ1本ずつラインがあります。白向けスカンジナビアン・ディフェンスのコースは14本のラインです。3...Qa5には4.d4と5.Nf3で応じ、3...Qd8、3...Qd6、3...Qe6+、ポルトガル・ギャンビットを含む2...Nf6、そして2...c6を扱います。
スカンジナビアンを選ぶとき、そしてその代償
黒にとってスカンジナビアンは、ほとんどの対局で同じ構造を望み、戦いの場所を早く自分で決めたいプレイヤーに合います。代償はクイーンの手です。4局に3局ほど現れる2...Qxd5 3.Nc3の後、白は51%、黒は45%勝っています。クイーンをどこへ引くかが大切です。最も多いのは対局の3分の1ほどを占める3...Qd8で、3...Qa5は10局に3局ほどです。よくある引き方の中では3...Qa5の成績が最も良く、両者とも48%です。2つのチェックは積極的に見えますが、成績は最も悪くなります。3...Qe6+の後は白が53%、3...Qe5+の後は54%勝ち、2つを合わせると4局に1局ほど現れます。黒のコースは3...Qa5を指します。
黒のプレイヤーの5人に1人ほどは、代わりに2...Nf6と指してd5のポーンを後で取ります。この手の後の黒の勝率は49%で、2...Qxd5の後の45%より高くなります。黒のコースはクイーンで取り返す道を選びます。
黒のコースにはメインラインに穴があります。4.d4 Nf6の後、白の最も多い5手目は対局の半分弱を占める5.Bd2で、コースは5...c6 6.Nf3と応じます。その局面で白の応手の4分の1ほどを占める6.Ne4にはラインがありません。5.Nf3 Bg4に対する白の最も多い6手目は半分弱の6.Be2ですが、コースは6.h3しか扱いません。白のより珍しい4手目にも穴があり、以下の節で順に指摘します。
白のコースは正面の道を進みます。3.Nc3と指し、3...Qa5には4.d4です。最も大きな穴は、黒の最も多い応手に対するものです。3...Qd8に対してコースは4.d4 Nf6 5.Nf3 c6をたどりますが、5...c6は24局に1局ほどしか現れません。3分の1ほどの5...e6と、4分の1を少し超える5...Bg4にはラインがありません。9局に1局ほどの3...Qe5+にもラインがありません。そこでのよくある答えは5局に3局ほどの4.Be2で、この手の後は白が55%勝っています。2...Nf6に対してコースは3.d4しか指しませんが、この手は白の3手目の7局に1局ほどで、3.Nc3と3.c4より少数派です。
3...Qa5のメインライン
1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3 Qa5 4.d4 Nf6 5.Nf3 Bf5 6.Bc4 e6 7.Bd2 c6の後のメインの局面。d2のビショップがc3のナイトの後ろからa5のクイーンと向き合っています。a5のクイーンはナイトの届かない場所にあり、白がd4と指すとc3のナイトをピンします。ナイトがクイーンとe1のキングの間に立つからです。白はたいていBd2でピンを外します。するとビショップがクイーンの斜線上でナイトの後ろに立つので、それ以降はc3のナイトが動くたびにa5への攻撃が現れます。2つのコースはどちらも、この配置を中心に組み立てられています。
3...Qa5の後、白の主な手は4.Nf3(3分の1を少し超える)と4.d4(3分の1弱)で、2つはたいてい...Nf6の後に合流します。黒のサンプルラインは4.d4 Nf6 5.Nf3 Bf5 6.Bc4 e6 7.Bd2 c6と進み、盤面の局面に至ります。この局面はいくつもの手順から現れ、このレベルで約11万局に登場します。結果は互角で、白が48%、黒が48%です。
白は対局の半分ほどでキャスリングし、コースは8.O-O Qc7 9.Re1 Be7 10.Rc1 Nbd7と続けます。8...Qc7は黒の最も多い応手で3分の1ほどを占め、この手の後は黒が52%勝っています。クイーンはナイトの動きで攻撃が現れる前にa5からe1への斜線を離れ、c7からは白のナイトが欲しがるe5のマスを見張ります。その後、黒は...Be7と...Nbd7で展開を終えます。
白のサンプルラインは5...c6 6.Bc4 Bf5 7.Bd2 e6を経て同じ局面に至り、6局に1局ほどの8.Nd5を選びます。ナイトがc3を離れるので、今度はd2のビショップがa5のクイーンを攻撃し、ナイト自身もNxf6+を狙います。8...cxd5は9.Bxa5でクイーンを失うので、黒はほぼ必ず8...Qd8と引きます。10局に7局ほど現れる9.Nxf6+ Qxf6の後、コースは10.Qe2を指します。この手を選ぶ白は13人に1人ほどですが、1,000局弱の対局で白が63%勝っています。クイーンがeファイルでキャスリング前の黒キングをにらみ、10...Bg4 11.d5の後、白は黒がキャスリングする前に中央を開きます。
4.d4 Nf6の後、白の最も多い5手目は対局の半分弱を占める5.Bd2で、3分の1を少し超える5.Nf3より多く指されます。ビショップがすぐにピンを外します。黒のコースは5...c6 6.Nf3 Bg4 7.Bc4 e6 8.O-O Qc7と応じ、サンプルラインと同じクイーンの引き方を使います。白のコースは5.Nf3を選び、5.Bd2に対するラインはありません。
5...Bg4の後のビショップ追い
1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3 Qa5 4.d4 Nf6 5.Nf3 Bg4 6.h3 Bh5 7.g4 Bg6 8.Ne5の後、ナイトがg6のビショップを攻撃しています。4.d4 Nf6 5.Nf3の後、黒のプレイヤーの半分ほどが5...Bg4でナイトをピンし、黒は50%勝っています。白の最も鋭い対応は、ポーンでビショップを追うことです。6.h3は5局に1局弱で現れ、6...Bh5の後、白は対局の半分ほどを占める7.g4と、5局に1局ほどのより静かな7.Be2から選びます。
7.Be2に対して黒のコースは7...Nc6 8.O-O O-O-O 9.Be3 e5と指します。黒はクイーンサイドにキャスリングしてルークをdファイルに置き、eポーンで中央を突きます。7...Nc6の後は黒が55%勝っています。
盤面の局面である7.g4 Bg6 8.Ne5では、白が59%、黒が38%勝っています。ここで黒の成績が大きく落ちるので、2つのコースはどちらもこの局面を扱います。ナイトがg6のビショップを攻撃し、h4に続いてh5が来るとビショップは逃げ場が足りなくなります。g4のポーンがf5とh5を押さえ、黒自身のポーンがf7とh7を埋めているからです。8...e6 9.h4の後、黒の最も多い答えは10局に3局ほどの9...Be4と、合わせて5局に2局近くになる9...h6か9...h5です。どちらのポーンの手でも白が65%勝っています。コースの手9...Nbd7は11局に1局ほど現れ、均衡を保ちます。約400局の小さな標本で、両者とも48%です。ナイトはすぐにe5に挑みます。
黒のコースは9...Nbd7で終わります。このレベルで白の最も多い答えは半分ほどを占める10.Nc4で、a5のクイーンを攻撃します。白のコースは代わりにg6で取りますが、このレベルでは24局しかない珍しい選択です。10.Nxg6 hxg6 11.Bd2の後、黒はgポーンが二重になりhファイルが半分開き、白はピンを外しています。白で指すなら、コースが6...Bh5しか扱わない点に注意してください。5局に1局ほどの6...Qh5と、7局に1局ほどの6...Bxf3にはラインがありませんが、白はどちらに対しても55%勝っています。
同じ追い方は5...Bf5に対しても現れます。6.Ne5は40局に1局ほどしか現れませんが、この手の後は白が63%勝ち、6...c6 7.g4の後、ビショップはもう一度動かなければなりません。3人に2人は7...Bg6と引き、白が63%勝っています。黒のコースは代わりに7...Be6と指し、この手に至った約200局では黒が52%勝ちました。コースは8.Nc4 Qc7と続きますが、このレベルで白がほとんど選ばない手順です。ポーンでの追い方は、白のコースの3...Qd8への対応と、黒のコースのブラックマー・ディーマーのラインでも再び現れるので、1つのパターンとして覚えておく価値があります。
白のほかの3手目と4手目に対する黒
3.Nc3 Qa5の後、白の最も多い4手目は3分の1を少し超える4.Nf3で、たいてい別の手順で合流します。4...Nf6の後、5.d4はメインラインに戻り、5.Bc4と5.d3は下のコースのラインに至ります。9局に1局ほどの5.Be2にはラインがありません。
4.Bc4と4.d3はそれぞれ11局に1局ほど現れます。4.Bc4に対してコースは4...Nf6 5.Nf3 Bg4と指し、5...Bg4の後は黒が54%勝っています。そこでの白の最も多い5手目は5局に2局ほどの5.d3ですが、ラインはありません。4.d3に対してコースは4...Nf6 5.Nf3 Bg4 6.h3 Bxf3をたどりますが、4...Nf6の後、白の5人に4人以上が5.Bd2を選びます。この手はメインラインと同じ配置でビショップをc3のナイトの後ろに置くので、ナイトの動きでa5への攻撃が現れます。このラインに頼る前に、5.Bd2への答えを用意してください。
4.g3は珍しく、100局に1局ほどです。コースは...Nf6、...c6、...Bf5、...e6で展開し、白のクイーンサイドのポーン前進には...Qc7と...Bd6で対応します。レオンハルト・ギャンビットの4.b4は罠の節で扱います。
白の3手目の9局に1局ほどの3.Nf3は、Nc3を遅らせます。コースは10局に3局ほどで最も多い応手の3...Bg4でピンし、4.Be2 Nc6 5.O-Oの後にクイーンサイドへキャスリングします。5.O-Oの後は黒が49%、白が47%勝っています。コースのラインでは、白がb4とb5でbポーンを黒キングへ向けて進め、黒はf3で交換してナイトをd4に置きます。
13局に1局ほどの3.d4は、3...Nf6 4.Nc3 Qa5の後にメインラインに至ります。白のほかの4手目の4.Nf3(10局に3局ほど)と4.c4(4分の1弱)にはラインがありません。
3.c4は珍しく、40局に1局ほどです。コースは3...Qe4+でチェックし、4.Qe2 Qxe2+の後にクイーンを交換します。白は半分ほどの対局でクイーンを合い駒にします。4分の1ほどの4.Be2と、5局に1局ほどの4.Ne2はクイーンを盤上に残し、ラインがありません。
ほかの応手に対する白
2.exd5の後、黒のプレイヤーの5人に1人ほどは2...Nf6で後から取り返します。白のコースは3.d4で応じ、3...Nxd5 4.Nf3の後、4...g6、4...Bf5、4...Bg4に対するラインがあります。どのラインでも白はc4でナイトを追い、広い中央を築きます。黒の応手の4分の1ほどを占める4...Nc6にはラインがありません。
1.e4 d5 2.exd5 Nf6 3.d4 Bg4 4.f3 Bf5の後のポルトガル・ギャンビット。白はポーンを1つ多く持ち、それをどう守るかを決めなければなりません。ポルトガル・ギャンビットの3...Bg4は3.d4の後の7局に1局ほど現れ、黒が51%勝っています。黒は速い展開のためにd5のポーンを渡します。4.f3 Bf5の後、白の半分近くはポーンを守るために5.c4と指しますが、この手の後は黒が59%勝っています。コースは15局に1局ほどの5.Bb5+を指し、白が50%、黒が45%です。チェックが先に来るので、黒は白がc4と指す前に合い駒をしなければならず、コースのラインでは5...Nbd7 6.c4 e6 7.dxe6 fxe6の後も白が余分なポーンを保ちます。
ブラックバーン・クロースターボア・ギャンビットの2...c6は珍しく、25局に1局ほどです。コースはこのレベルの10人に7人と同じく3.dxc6でポーンを取り、結果は白48%、黒49%と拮抗しています。白はd3、Be2、キングサイドへのキャスリングで静かに展開し、f6でナイトを1組交換します。
クイーンの引き方に対して、白のコースは必ず4.d4と5.Nf3から始めます。3...Qd8に対しては、コースのライン5...c6 6.Bc4 Bf5 7.Ne5 e6 8.g4 Bg6 9.h4が5...Bg4に対するものと同じポーンでの追い方を使います。6...Bf5の後、よくある7.O-Oでは黒が52%勝ちますが、7局に1局ほどの7.Ne5では白が51%、黒が44%です。7...e6 8.g4の後は白が58%勝っています。黒が9...Bb4でc3のナイトをピンするときには、f3のナイトがすでにe5へ行っているので、10.Rh3が3段目に沿ってc3を守ります。
14局に1局ほどの3...Qd6には4本のラインがあります。白はg3とBg2でフィアンケットし、キャスリングしてからBf4でd6のクイーンを攻めて手番を稼ぎます。5...a6のラインでは、10.Bf4がe5のナイトをクイーンにピンします。5.Nf3の後、コースは5...Bg4(3分の1)、5...a6(4分の1)、5...c6(6局に1局)、5...g6を扱います。9局に1局ほどの5...Nc6にはラインがありません。
8局に1局ほどの3...Qe6+に対して、コースは4.Be2で合い駒をして4...Qg6 5.Nf3 Qxg2を誘います。このポーン取りは罠の節で扱います。4...Qg6より少し多い4...Nc6にはラインがありません。
白が2.exd5を避けるとき
1.e4 d5 2.e5 Bf5 3.d4 e6 4.Nf3 c5の後のアドバンスのライン。ビショップはポーンの鎖の外にあり、cポーンがd4を攻撃しています。白のプレイヤーの4分の1ほどはd5で取らず、黒のコースには4つの選択肢それぞれに1本ずつラインがあります。
7局に1局ほどの2.e5は中央を閉じます。コースは黒の応手の6局に1局ほどの2...Bf5を指し、この手の後は黒が49%勝っています。ビショップがすでに鎖の外へ出ているので、黒は...e6で鎖を閉じ、...c5、...Nc6、...Qb6でd4を攻撃します。3.d4 e6 4.Nf3 c5の後は黒が52%勝っています。コースのラインでは、5.c3 Nc6 6.Bb5 Qb6 7.Ba4 cxd4 8.cxd4 Bb4+ 9.Nc3の後、黒が9...Nge7で最後のナイトを出します。4分の1ほどで最も多い応手の2...d4にはラインがありません。
2.Nf3は2...dxe4 3.Ng5の後にテニソン・ギャンビットになります。コースは3...e5を指します。この手を選ぶ黒は20人に1人ほどですが、黒が51%勝っていて、最も多い3...Nf6の後の45%より高くなります。eポーンがe7を離れたので、d8のクイーンがすぐにg5のナイトを攻撃します。コースは4.Nxe4 f5 5.Ng3をたどり、黒はfポーンでスペースを得ます。この数字には1.Nf3 d5 2.e4で始まった対局も含まれます。
2.Nc3には2...dxe4 3.Nxe4 Nf6 4.Nxf6+ exf6で応じます。黒は開いたラインと引き換えに二重のfポーンを受け入れ、...Bd6とキングサイドへのキャスリングで展開して、...Re8でeファイルを使います。このレベルでは、スペースを取りながらナイトを攻める2...d4が半分を少し超えて黒のより多い応手で、どちらの手でも黒は50%勝っています。3...Nf6の後、7局に1局ほどの4.Ng3にはラインがありません。
2.d4はブラックマー・ディーマー・ギャンビットです。2...dxe4 3.Nc3 Nf6 4.f3 exf3 5.Nxf3の後、白は展開のためにポーンを1つ渡しており、この局面から54%勝っています。この数字には1.d4 d5 2.e4で始まった対局も含まれます。コースは30局に1局ほどしか現れない5...c6を指し、メインラインと同じナイトとポーンでの追い方である6.Bc4 Bf5 7.O-O e6 8.Ne5 Bg6 9.g4をたどります。黒の応手の半分弱を占める5...Bg4にはラインがなく、白が5.Nxf3とほぼ同じ頻度で指す5.Qxf3にもラインがありません。
罠とよくあるミス
1.e4 d5 2.exd5 Qxd5 3.Nc3 Qe6+ 4.Be2 Qg6 5.Nf3 Qxg2 6.Rg1の後、ルークがクイーンを追い払い、開いたgファイルを手に入れます。このレベルで最もよくあるクイーンの罠は、3...Qe6+のラインから生まれます。4.Be2 Qg6 5.Nf3の後、黒の5人に3人がg2のポーンを取ります。6.Rg1がクイーンを攻撃し、黒はほぼ必ず6...Qh3と引きます。盤面の局面では白が60%、黒が37%勝っています。白は3つの駒が出てルークが開いたgファイルにいるのに対し、黒のクイーンは4回動き、ほかの黒の駒はすべて初期位置のままです。コースの手でもあり最も多い応手でもある7.d4の後は、白が64%勝っています。黒ならg2には手を出さないでください。白なら6.Rg1のアイデアを覚えておきましょう。
メインラインの配置は、黒にとって最も高くつくミスを生みます。4.d4 Nf6 5.Bd2 c6の後、6.Ne4はd2のビショップによるa5への攻撃を開きつつ、ナイトを差し出します。6...Nxe4は7.Bxa5でクイーンを失い、それが起きた珍しい対局では白が94%勝ちました。黒は先にクイーンを動かす必要があり、黒の応手の半分ほどを占める6...Qc7が黒の勝率50%で最も良い結果です。黒のコースには6.Ne4に対するラインがありません。同じアイデアで、白のサンプルラインの8...cxd5もミスになります。d2のビショップがc3のナイトの後ろに立っているときは、ナイトを取る前にクイーンの行き先を確かめましょう。
4.b4はレオンハルト・ギャンビットで、3...Qa5の後の25局に1局未満しか現れません。白はbファイルを開いてクイーンに対して手番を稼ぐためにbポーンを差し出し、黒は10局に7局ほど4...Qxb4と取ります。コースは5局に2局ほどの5.Rb1に5...Qd6で応じるラインを扱い、この手の後は白が55%勝っています。半分ほどを占めるより多い5.Nb5にはラインがありません。この手はキングとa8のルークを同時に狙うNxc7+を脅かします。5...Na6がc7を守り、黒の勝率54%で最も良い結果です。3分の1を少し超えて最も多い応手の5...Qa5もc7を守りますが、この手の後は白が58%勝っています。
ポルトガル・ギャンビットでは、自然に見える5.c4が白にとっての罠です。5...e6 6.dxe6 Nc6の後、白はポーンを2つ多く持っていますが、黒が69%勝っています。c6のナイトとd8のクイーンが一緒にd4を攻撃し、eポーンがe7を離れているので...Bb4+も使えます。白の主な7手目である7.exf7+と7.d5のどちらの後も、黒が70%以上勝っています。白のコースは5.Bb5+でこの局面を避けます。
テニソン・ギャンビットでは、罠が白の側に働きます。3...e5の後、d8のクイーンがg5のナイトを攻撃しますが、d2のポーンがまだc1のビショップをふさいでいるので、ナイトを守る駒がありません。白の23人に1人ほどが指す4.Bc4は、ナイトを放置してしまいます。黒は4局に3局ほど4...Qxg5と取り、73%勝っています。安全な答えは4.Nxe4と、ビショップのg5への道を開く4.d3です。
最初に練習すること
白なら、白向けスカンジナビアン・ディフェンスのコースを11.d5までのサンプルラインから始めましょう。8.Nd5のディスカバードアタックが、コースが最も頼りにしているアイデアだからです。次に5...Bf5と5...Bg4のラインを加え、同じg4とh4の追い方を使う3...Qd8のラインを覚えます。6.Rg1のパターンのために3...Qe6+のラインを覚え、続いてポルトガル・ギャンビットに5.Bb5+で応じる2...Nf6のラインを、最後に3...Qd6のグループを練習します。コースは黒の最も多い応手を2か所で空けているので、3...Qd8に対する5...e6と5...Bg4、そして4.Be2のような3...Qe5+への対策を自分で準備してください。
黒なら、黒向けスカンジナビアン・ディフェンスのコースを10...Nbd7までのサンプルラインから始め、続いて2本の5...Bg4のラインを加えましょう。黒がクイーンサイドにキャスリングする7.Be2と、9...Nbd7が出てくる8.Ne5の追い方です。5.Bd2は白の最も多い5手目なので、次は5.Bd2のラインで、その後に4.Bc4と4.d3のラインです。3.Nf3とギャンビットより先に2.e5のラインを覚えましょう。2.exd5を避ける最も多い方法だからです。自分で準備しておくべきなのは、5.Bd2のラインの6.Ne4、4.d3 Nf6の後の5.Bd2、5...Bg4に対する6.Be2、そしてレオンハルト・ギャンビットの5.Nb5です。