Chessmate

ウィーン・ゲーム

ウィーン・ゲーム(1.e4 e5 2.Nc3)はNf3を後回しにし、f2-f4の可能性を残します。黒のコースでは、この攻撃プランへの堅実な対応と、ビショップ・オープニングから合流する手順を学びます。

執筆 Chessmateチーム · レビュー

練習できるコース

ウィーン・ゲームで実戦に出やすい分岐、応手、ラインをコースごとに整理しています。

ウィーン・ゲームを盤上で練習し、各手を記憶から指して、忘れる前に復習します。

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ウィーン・ゲームの勝率とよく指される手

Lichessでレーティング1200〜1999のプレイヤーが指したブリッツ、ラピッド、クラシカルの対局のうち、1. e4 e5 2. Nc3まで進んだ対局は5790万局です。白の勝ちが51%、引き分けが4%、黒の勝ちが45%でした。

黒が次によく指した手
手割合結果
2... Nc636%白の勝ち 50%引き分け 4%黒の勝ち 46%
2... Nf631%白の勝ち 52%引き分け 4%黒の勝ち 44%
2... d610%白の勝ち 51%引き分け 4%黒の勝ち 45%
2... Bc510%白の勝ち 50%引き分け 4%黒の勝ち 46%
2... Bb44%白の勝ち 51%引き分け 4%黒の勝ち 45%
2... c63%白の勝ち 52%引き分け 4%黒の勝ち 44%

これらの数値は、このレベルで実際に指された対局の結果です。実戦でよく出会う手を示すもので、どの手が客観的に最善かを示すものではありません。

出典:Lichessオープニングエクスプローラー。CC0ライセンスのLichess対局データベースに基づきます。レーティング帯は両プレイヤーの平均レーティングです。2026年10月15日時点。

ウィーン・ゲームが通常のオープンゲームと違う理由

ウィーン・ゲームは1.e4 e5 2.Nc3で始まります。

ウィーン・ゲームは1.e4 e5 2.Nc3で始まります。白はNf3より先にクイーン側のナイトを展開し、fポーンを動かせる状態に保ちながら、よく知られた一部のオープンゲームを避けます。

この手順の違いは重要です。白はBc4から穏やかに展開することも、f4のウィーン・ギャンビットを選ぶこともできます。黒には、すべての1.e4 e5がイタリアン、スコッチ、ルイ・ロペスへ進むとは考えないレパートリーが必要です。

Chessmateではウィーンを白黒両方の側から練習します。白のコースはBc4とd3で準備し、タイミングよくf4を突いてキングサイド攻撃を組み立てます。黒のコースは2...Nf6で応じ、ギャンビットと穏やかなビショップの配置の両方に対応します。

ウィーンが向いているプレイヤー

白番では、1.e4 e5は好きでも、2.Nf3 Nf6からのペトロフや、ルイ・ロペスの長い本線を避けたい人に向いています。代わりに、2.Nc3はe5に圧力をかけないため、黒は2手目を自由に選べます。実戦で使うには2...Nf6と2...Nc6への答えに加え、2...Bc5のような珍しい手にも備える必要があります。

黒番では2...Nf6が最も直接的な応手です。ギャンビットを受けて立ち、すぐにセンターを突いて反撃するので、ポーンを守り抜くより打ち返す展開を好む人に合います。ただしギャンビットは遅い展開をすぐに咎めるため、覚えておくべき具体的な手順がいくつかあります。

ウィーン・ギャンビット

ウィーン・ギャンビットは1.e4 e5 2.Nc3 Nf6 3.f4で現れます。

ウィーン・ギャンビットは、このオープニングを知っておきたい最も鋭い理由です。白はキングサイドのナイトを展開する前にfポーンでセンターを攻撃し、攻めの機会を開きます。

黒の原則的な応手は3...d5です。4.fxe5 Nxe4となると、e4のナイトが黒の最良の駒になり、白の攻めを鈍らせます。白はここで5.Nf3、5.d3、5.Qf3から選びます。コースのどのラインでも黒は最終的にこのナイトをc3のナイトと交換するので、問題はタイミングです。5.d3にはすぐ交換し、5.Nf3と5.Qf3には先に展開します。

3...exf4でポーンを取る手は自然に見えますが、白に時間を与えます。4.e5がf6のナイトを追い払い、スペースも奪うからです。黒のコースがポーンを取らずに3...d5で応じるのはこのためです。

穏やかなウィーンの配置

コースで扱う白の基本プラン: 1.e4 e5 2.Nc3 Nc6 3.Bc4 Nf6 4.d3 Bc5 5.f4。

白はBc4から通常どおり展開することもできます。イタリアン・ゲームに見える局面でも、c3のナイトによって中央の方針が変わります。cポーンが塞がっているので、白はおなじみのc3とd4の配置を使えず、代わりにキングサイドのf4でポーンブレイクを作ります。

このプランを安全にするのが4.d3です。fポーンを動かす前にe4を守っておくため、黒は...Nxe4から...d5と続けるフォーク・トリックを使えません。

黒のコースで最も簡単な対策は3.Bc4 Nc6 4.d3 Na5です。c4のビショップがf7を狙う前に、ナイトと交換してしまいます。このビショップがいなくなると、f4とf5による攻めは大きく威力を失います。

序盤で勝負を決めるウィーンのミス

1.e4 e5 2.Nc3 Nf6 3.Bc4 Nxe4 4.Nxe4 d5の後、dポーンがビショップとナイトを同時に攻撃します。

白に最も多いミスは、3...Nxe4をただで駒が取れる手だと考えることです。4.Nxe4と取ると4...d5を食らい、黒は駒を取り返して快適なセンターを得ます。白の本命の応手は4.Qh5ですが、別に準備が必要なほど鋭いラインです。白のコースがこの手順を避ける理由のひとつです。

黒の典型的なミスはもう少し後、Bc4とf4の配置で出てきます。5.f4 O-O 6.Nf3 Ng4 7.Qe2の後の7...Nf2は積極的に見えますが、8.Rf1 Ng4 9.f5となると、ナイトは2手かけて元の位置に戻っただけで、白はキングサイドのスペースを得ています。白のコースにはこの手を咎めるラインも入っています。

最初に練習する内容

白で1.e4を指し、2.Nf3に代わる攻撃的な選択肢がほしいなら、白向けウィーン・ゲームのコースでBc4とf4の基本プランから始めましょう。次に2...Nf6に対する3.d4のラインを加え、基本プランが手に馴染んだら珍しい2手目への対応を練習します。

1.e4に1...e5で応じていて2.Nc3によく出会うなら、黒向けウィーン・ゲームのコースで3.f4 d5の後のギャンビットのラインから始めましょう。迷いが最も早く咎められる場所だからです。続いて...Na5の交換が出てくる3.Bc4を覚え、フィアンケットの3.g3と様子見の3.a3で仕上げます。

ウィーン・ゲームをマスターする

ウィーン・ゲームを、名前だけ知っている定跡から盤面で思い出せる手に変えます。

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