フレンチが控えめな一手から始まる理由
1.e4 e6 2.d4 d5で現れます。フレンチ・ディフェンスは1.e4 e6で始まります。黒は初手からe4と争わず、...d5を準備して次の手で白のセンターに挑みます。
黒は頑丈なポーンチェーンと、d4やe5への明確な反撃を得ます。その代わり、白マスのビショップが窮屈になりやすいのが特徴です。白はスペースを取り、黒はその維持を難しくしようとします。
フレンチが黒の練習に向いているのはこのためです。同じポーン構造が繰り返し現れ、最初の分岐を見れば、その後の対局の性格をかなり絞り込めます。
アドバンス・バリエーション
3.e5で白はセンターを閉じ、スペースを取ります。黒は通常、白がそのスペースを安定させる前に...c5でd4を攻撃します。
方針は実戦的です。d4へ圧力をかけ、駒を働くマスへ展開し、ポーンブレイクの機会を探します。白はセンターを支え、スペースの優位をキングサイドの攻めにつなげたいところです。黒は白のセンターが広がりすぎていることを示そうとします。
対局で3.e5によく出会うなら、フレンチ・アドバンスのコースを練習しましょう。フレンチ特有のポーンチェーンの扱いを学びやすい、輪郭のはっきりした分岐です。
3.Nc3の分岐
3.Nc3 Bb4のウィナワー型のピンは、すぐに白のセンターへ圧力をかけます。3.Nc3はe4を守り、センターの選択肢を残す手です。黒は...Nf6でe4を攻撃するか、...Bb4でナイトをピンするウィナワーを選び、より鋭い戦いへ進めます。
フレンチがすぐ戦術的になり得る分岐です。白にはスペースと攻撃の機会があり、黒には構造上の攻撃目標とクイーンサイドのプレーがあります。どちらの方針もセンターと結び付いているため、ポーンブレイクを理解せず一つのラインだけ覚えても長続きしません。
白の最も野心的な配置に対するフレンチの主戦場を学ぶなら、フレンチ`3.Nc3`のコースを使いましょう。
タラッシュとエクスチェンジ
3.Nd2で始まります。3.Nd2のタラッシュは一部のピンを避け、比較的穏やかな構造を保ちます。それでも白はセンターを手放していないため、黒には積極的な応手が必要です。
3.exd5のエクスチェンジは対称的ですが、早指しで単なる引き分け狙いと考えるべきではありません。双方が自由に展開できるからこそ、黒も目的を持って方針を選ぶ必要があります。
フレンチ・タラッシュのコースとフレンチ・エクスチェンジのコースを加え、レパートリーの空白を埋めましょう。
最初に練習する内容
実戦で最もよく出会う分岐から始めます。
- 白が
e5でセンターを閉じるなら、アドバンスの局面を練習する。 - フレンチの最も鋭いメインラインを学ぶなら、
3.Nc3を練習する。 - 静かな対局にも方針を持てるよう、タラッシュとエクスチェンジを加える。
- 黒の攻撃目標がd4、e5、ピンされたナイト、支えの足りないセンターのどれかを毎回確認する。
フレンチでは、辛抱強く展開した後、白のポーンチェーンへ適切なタイミングで攻撃します。ブレイクを選ぶ前に、どのポーンがセンターを支えているか確認してください。