カタラン・オープニングを練習する理由
1.d4 Nf6 2.c4 e6 3.Nf3 d5 4.g3と進んだカタラン。カタラン・オープニングは、クイーンズ・ギャンビットのポーン中央にg2のフィアンケット・ビショップを組み合わせたオープニングです。4.g3とBg2の後、このビショップは長い対角線に沿ってd5を通り、b7とa8を狙います。この圧力のせいで黒はクイーンサイドの展開に苦労し、カタランの局面の多くはこの圧力を軸に進みます。見た目は静かなので軽く見られがちですが、手順を一つ誤るだけで長い対角線が勝負を決めます。
Chessmateにはカタラン・オープニング白番コースとカタラン・オープニング黒番コースがあります。白番コースは4.g3と指し、黒がcポーンを取ればQc2で取り返します。黒番コースは4...Bb4+で応じ、...c6で中央を堅く保ちます。
白番サンプルラインのクローズド・カタラン
10.e4 Bb7と進んだクローズド・カタラン。クローズド・カタランでは、黒は4...Be7でd5のポーンを保ち、キャスリングします。白番コースのサンプルラインは7.Qc2と指します。クイーンがe4を支え、c4と同じ筋に並ぶので、黒がいつかc4を取っても、マイナーピースを不自然な位置に置かずにポーンを取り返せます。8.Rd1でdポーンの後ろにルークを置き、9.Nbd2は長い対角線を空けたままb3かe4へ向かいます。
10.e4 Bb7の後、白は11.e5でf6のナイトにテンポをかけながらスペースを取ります。続く12.cxd5 cxd5で中央が整理され、黒は固定されたd5のポーンを守ることになります。13.Nf1はナイトをe3かg3へ回します。
コースは...Ne4のセットアップも扱います。そこでは白がa4で...b5を防ぎ、Bxe4で中央のナイトを取り除きます。黒がc5とd5にハンギング・ポーンを抱える...b6のセットアップも扱います。
黒がc4を取るとき
4...dxc4 5.Bg2と進んだオープン・カタラン。オープン・カタランでは、黒はすぐにc4のポーンを取ります。白は急いで取り返しません。展開とg2のビショップが先で、ポーンはたいてい後で取り返せます。
白番コースは黒の5手目ごとに対応を分けています。5...c6には6.Ne5ですぐに中央へ出てc6を突きます。5...Nc6には6.Qa4でナイトをピンし、c4を狙います。5...c5にはキャスリングしてから中央を開きます。5...a6、5...Nbd7、5...Bd7もそれぞれ別の分岐として扱います。黒がキャスリングした後でc4を取る場合は、7.Qc2 a6 8.a4で...b5を防いでから9.Qxc4でポーンを回収します。
黒番コースのサンプルライン: ...Bb4+と...Be7
4...Bb4+ 5.Bd2 Be7と指します。黒番コースは、白がキャスリングする前に4...Bb4+とチェックします。5.Bd2の後、ビショップはe7へ下がります。普通のクローズド・カタランに見えますが、d2の白ビショップは本来の位置より働きが小さくなります。黒はその後キャスリングし、...c6でd5を補強しながら、白の駒がb5を使えないようにします。
サンプルラインでは、黒が...a5でクイーンサイドのスペースを取り、...h6で...g5を準備します。白が11.Ne5と中央に出ると、11...Qb6でb2を突き、e5で交換してから13...Ng4でe3とf2を狙います。14.e3 g5 15.h3 gxf4 16.hxg4 fxe3と進むと、黒はポーンを一つ得し、白キングの周りにはダークスクエアを守る駒が足りません。
コースは、黒がc4を取って...b5で守る5.Nbd2と、...Nc6と適切なタイミングの...Nxd4で白の緩い中央を突く5.Nc3も扱います。
長い対角線のトラップ
11...Bb7の後、白には12.Qb3があります。カタランのビショップは戦術も生み出します。ある...b6のラインでは、7.Qc2 b6 8.cxd5 exd5 9.Nc3 c5 10.dxc5 bxc5 11.Ne5の後、自然に見える11...Bb7が12.Qb3に引っかかります。クイーンがb7のビショップとd5のポーンを同時に狙い、ビショップが動けば白がポーンを得します。黒は11...Na6でこのフォークを避けられます。白番コースはこの咎め方を練習します。
黒番コースにも同じような場面があります。メインラインで白が早すぎるe5を突くと、...Nh5がf4のビショップにテンポをかけ、黒は弱くなった白のキングサイドのポーンを相手に活発に戦えます。
最初に練習すること
自分が持つ色に合わせてコースを選びましょう。
- 白番でカタランを指すなら、カタラン・オープニング白番コースから始めましょう。クローズド・カタランのサンプルラインを覚えてから、オープン・カタランの5手目の対応を加えます。
- 黒番でカタランを受けるなら、カタラン・オープニング黒番コースから始めましょう。
...Bb4+のサンプルラインを覚えてから、5.Nbd2と5.Nc3への対応を加えます。 - どちらの色でも、
12.Qb3のトラップは早めに復習しましょう。g2のビショップがどこまで見ているかがよく分かります。
カタランでは忍耐が報われます。どの局面でも、長い対角線が黒のどのポーンや駒を狙っているかすぐ分かるまで、ラインを繰り返しましょう。